学年全員が参加 358人が考えて選んだ社会課題は

第8回目の東京都立戸山高校では、2年生358人全員が参加する、過去最大規模の社会課題アイデアソンに。3月22日に全員が宿題として考えてきた課題をチームに持ち寄り、クラス内予選を経て各9クラスの代表チームを決定。翌23日に決勝プレゼンを実施して、ビジュアライズ作品などの優秀チームを決めました。

スマホ使いデータ探し、信頼性も自ら判断

初日は各クラスごとでグループワーク。時間を有効活用しようと、貸し出されたタブレットだけでなく、自分のスマホを使ってデータを探す姿も見られました。「よし、スクリーンショットだ」と、欲しいデータを見つけた男子生徒。「この人は大学の研究者だけど、信頼性はどうだろうか」「これは元データが国の発表だからだから大丈夫」。見つけた文書やデータの出どころを調べ、信頼性を判断するグループもいました。

クラス内プレゼンに向け、発表内容をまとめる各グループ。プレゼンまで5分を切り、教室内には「時間ないよ」「もう(完璧に仕上げるのは)無理だ」といった声が響きました。「俺が数値書くから、グラフ書いて」とテキパキと役割分担を指示する男子生徒も。「字が奇麗だね」「模造紙がそれっぽくなった!」などと、締め切りに追われながらも、どこか楽しんでいる様子が印象的でした。

プレゼンで「放置自転車はなぜ減らせないのか」をテーマにしたあるグループ。きっかけは商店街や道を通るときに邪魔だと感じることが多く、撤去作業を目にすることもあるからと説明しました。減らない原因は「撤去される可能性が低く、買い物などの一時的な利用で有料駐車場に入れたくないからではないか」と分析、撤去の徹底などを提案しました。

別のグループでは、よく駅で見かけて危険を感じることから「歩きスマホ」をテーマに設定。「歩きスマホをなくすのはもはや不可能。事故をなくす対策が必要」と説明し、歩きスマホ専用レーンの設置を訴えました。教室内に笑いが起きましたが、予想していたのか「でもこの対策はすでに中国で導入されています」と言って、タブレットで画像を見せて歩きました。

クラス代表作品一覧