【フル映像】「女性議員を増やそう」法案をどう考える 野田聖子議員に聞く

最終更新日:2017年7月11日

画像:自民党の野田聖子衆院議員(右)と、荻上チキ氏(撮影:塩田亮吾)

【フル映像】「女性議員を増やそう」法案をどう考える 野田聖子議員に聞く

 「国会は制約が多く、ずっと待たされて時間切れになった」

 さきの通常国会では「政治分野における男女共同参画推進法案」の成立が見送られた。自民党の野田聖子衆院議員は7月4日夕、「Yahoo!みんなの政治」のライブ番組に出演し、悔しさをにじませた上で臨時国会での成立に強い意欲を示した。

 また、金子恵美総務政務官が子どもを公用車で送迎していた問題についても言及。「公用車を贅沢と捉えられると困る。仕事上の交通手段。その分、仕事で結果を出せば良い」と理解を求めた。聞き手は評論家の荻上チキ氏。(Yahoo!みんなの政治)

森友・加計問題の影響で「時間切れ」

 「政治分野における男女共同参画推進法案(以下、推進法案)」は女性議員を増やし、多様な意見を政策に反映させる目的で、野田氏が幹事長を務める超党派の議員連盟が準備を進めてきた。2月に全党が合意し、内閣委員会で審議入りと見られていたが、森友学園問題や加計学園問題をめぐる与野党の駆け引きがあり、先送りとなった。

 「野党は委員会で(森友問題の)質問をしたいと言い出す。与党は困ると言って委員会が開かれない。ずっと待たされた結果、時間切れになってしまった」

 推進法案の基本原則は「男女の候補者数ができる限り均等になることを目指す」だ。国会や地方議会の選挙において、候補者の男女数が「均等」になるよう政党に努力を求めたり、国や自治体に施策実施への努力を求めたりする内容。

 「日本で女性が参政権を手にしてから70年。最初の選挙で、いまと同じぐらいの数の女性議員が当選している。でも残念ながら70年変わっていない。他国で女性の政治参画が進む中で、日本は立ち遅れ、少子化が顕著になっている」

極端に少ない日本の女性議員

 OECD(経済協力開発機構)各国の女性議員の割合はドイツの36.5%に対して、日本は9.5%と極端に低い。衆院議員だった小池百合子氏が東京都知事に転出したため、今は9.3%だ。

 この現状について、野田氏は「男性が長時間働き、妻が家を守る」という高度経済成長時代の考え方が根強く残っていると指摘する。

 「共稼ぎが増えているのに、雇用者のメンタリティが高度経済成長時代のまま。政界、経済界の人々がすでに通用しない成功体験を引きずっているのではないか。地方の町内会でも葬儀など実際の役割を仕切っているのは女性だが、会長はほとんど男性。女性が男性に指示を出すという考え方が根付いていない」

 先送りとなった推進法案は、早ければ秋の臨時国会で審議される。野田氏は自民党の国会対策委員長に「最優先で」と直訴したことを明らかにし、成立への意欲を見せた。

「小池チルドレン」に注文

 7月2日投開票の東京都議選では、過去最多となる36人の女性候補が当選した。野田氏は「素晴らしいことで、新しい時代を迎えたと感じる」と評価する一方で、「女性が増えるときはチルドレン現象の時。今回も『小池チルドレン』が出たが、4年後に再選されるかどうか。求められるのは継続性だ」とも語った。

 また、自民党が惨敗したことについては「政権を取って4年間で謙虚さがなくなってしまった。説明が丁寧でなく、上から目線の政党に変わってしまったと思っている人が多くなってしまっているのではないか」と分析。「自民党も人口が増えていた時代の積み重ねの政治ではダメで、このままでは都議会だけでなくすべての選挙で悪い結果が出て来る。大きく変わらなければという警告だと思う」と気を引き締めた。

金子政務官を擁護「結果を出せば良い」

 番組には視聴者から「金子恵美総務政務官が子どもを公用車で送迎していた問題をどう思うか」という質問が寄せられ、こう答えた。

 「公用車を『贅沢』ととらえられると困る。仕事上の交通手段。自転車や歩いて保育園まで送り迎えしているのと比較しては、いい議論にはならない。その分(仕事で)結果を出せば良い。今の若い女性には、フルタイムで働きながらも子どもを育てられる国なのだと見せる必要がある」

番組のフル映像はこちら

番組は3分10秒ごろから開始。

[写真] 撮影:塩田亮吾/ 写真監修:リマインダーズ・プロジェクト 後藤勝

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