【都議選】都民ファーストの会の公約チェック

最終更新日:2017年6月30日

画像:アフロ

【都議選】都民ファーストの会の公約チェック

7月2日に投開票される東京都議会選挙で、主要会派はどのような公約を掲げているのか。早稲田大学マニフェスト研究所が分析・採点しました。

都民ファーストの会の公約は50点満点で「25点」

 現都議会への痛烈な批判がダイレクトな表現で改革項目として書き込まれており、現都議会との対決姿勢が明白。これまで多くの議会でタブーとされてきたことにも切り込んでおり、大きな議会改革のうねりになることが期待される。

 ただし、知事の実績を会派の政策立案の根拠としてあからさまに掲載してしまうことも従来ではタブー視されていたものであり、二元代表制の政治原理を根本から否定するマニフェストでもある。

 都民ファーストの名目のもとで、実は政局が最も如実に映し出されたマニフェストということもできる。条例づくりはやや抽象的であり、具体的な政策の中身とそのための財源を精査する必要がある。

各分野の採点

①理念・ビジョン 10点満点中「5点」

 会派名の通り「都民ファースト」を第一に掲げ、情報公開、賢い支出などのキーワードを並べている。スローガンとしては明確だが、まちのビジョンとしては総花的な印象が残る。

②政策の体系性・一貫性・独自性 10点満点中「6点」

 14の基本政策と321の政策が体系的に整理されている。条例をつくるという提案が多くを占めるが、条例の内容については必ずしも明確ではなく、何を重点化するのかがわからない。

③政策の具体性・実現可能性 10点満点中「4点」

 知事の実績を踏まえ、議会として実施可能な条例づくりで政策がまとめられている。議会で多数派を形成できれば実現可能性は高い。ただし、上述の通りどのような条例にするのか、という中身が問題であり、また知事の実績を強調する点も、議会会派のマニフェストとしてどうか。

④市民起点度 10点満点中「4点」

 パンフレットはポイントがわかりやすく整理されており、みやすい。インパクトもある。配布・周知の工夫や策定プロセスにおける都民参加などの配慮は特段見られない。

⑤議会機能力 10点満点中「6点」

 ふるい都議会にNO!として、質問原稿など悪しき慣習に正面からメスを入れている。ただ、築地市場問題で「知事の立場を尊重」という文言があり、二元代表制の観点から疑問が残る。

※早稲田大学マニフェスト研究所が分析・採点。条件を満たしているかどうかを10点満点で採点。評価は、東京都議会のウェブサイト「会派構成・会派略称一覧」に掲載された団体のうち、6月19日時点で会派等ウェブサイトに都議選向けの政策が掲載された会派を対象とした。

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2017/09/20付け