【都議選】小池都知事の都政運営 各会派の評価は

最終更新日:2017年6月29日

画像:ロイター/アフロ

【都議選】小池都知事の都政運営 各会派の評価は

 7月2日投開票の東京都議選は、昨年8月に小池百合子都知事が就任してから初めての選挙です。この1年の都政運営をどう評価するのかが、選挙の争点のひとつになっています。

 小池都政の評価を問うYahoo!ニュースの意識調査には6月27日時点で、約77000票の回答が集まっています。都政運営について主要7会派に聞きました。

各会派への質問

都知事の都政の運営手法について、賛成ですか。反対ですか。

賛成のメリット

 都知事は、就任後、東京オリンピック・パラリンピックの費用や豊洲市場移転など、誰が、いつ、何を決めたのかが分からないブラックボックスにつつまれていた問題を都民にわかりやすい形で提起し、あまり関心をもってこなかった人も都政に注目するようになりました。都議会との関係などをはじめとし、慣習にしたがって行われてきた行政運営を一新し、都民の目線で情報を公開し、都民の利益を第一に考え、必要であれば、政策を変更するという手法が支持されています。

賛成のデメリット

 東京オリンピック・パラリンピックの費用や豊洲市場移転をめぐっては、問題点を提起して、調査はするものの、関係者との十分な話し合いがなされず、解決への具体的な道筋が示されていません。また、都知事を支持する都議会議員選挙の候補者を支援することで、議会内に自分の仲間を増やしていくという手法は、地方自治制度の根幹である二元代表制に反するものです。支援された都議会議員が、行政運営をきちんと監視する役割を果たせるのかという問題があります。

各会派の回答

自民党:どちらとも言えない

 豊洲市場への移転延期など一方的に決め、停滞や混乱を招いています。また、五輪開催準備に大幅な遅れが懸念されています。さらに、顧問団を作り側近政治により都政全体を停滞させている等、負の面も多い。一方、我が党の政策提言を、計画や予算に反映させたことは、一定の評価となります。

公明党:賛成

無駄の排除を徹底する一方で、都民目線に立った新規事業を数多く立ち上げたこと。都政の意思決定を透明化したこと。生活者の視点に立った政策を大幅に推進したこと。

共産党:どちらとも言えない

 築地市場の豊洲移転の延期・検証をすすめていること、保育園増設、私立高校の授業料無償化など都民施策に一定の前進面があります。今年度予算案についても、都民の切実な願いが実現する前向きな変化があることを評価し、賛成しました。しかし、小池知事は、4兆円もかかる外かく環状道路建設を推進する立場を表明するなど、石原都政以来の大型開発優先の路線は変わっていません。日本共産党は、小池都政に対し、都民にとってよいことには賛成しさらに前にすすめる、悪いことには反対し是正するという是々非々の立場でとりくんでいきます。

民進党:やや賛成

 いわゆる「口きき」の記録化をはじめ、公文書管理条例の制定など、都政の情報公開に取り組んできたことは評価します。こうした取り組みも、この間の政官財癒着型の密室政治に終止符を打つための方策でああったと理解し、評価するものです。一方で、都庁のガバナンスなどの課題もあり、今後、一体感をもった都政運営が期待されます。

都民ファーストの会:賛成

 情報公開を徹底することにより、これまで不透明だった問題点が周知され、都民の関心を高めたことで、都政と都民の距離を縮めることができた。五輪経費の無駄な増大を抑えたり、予算の政党復活枠を廃止したり、具体的に無駄のない都政運営を実行されていると評価する。

東京・生活者ネットワーク:やや賛成

 地方議会は二元代表制が基本、生活者ネットは、常に首長に対して是々非々で臨んできており、そのスタンスは今後も同じです。現知事にたいしては、昨年9月に就任して以来、「東京大改革」を掲げ、これまでの都政の深い問題が明らかになってきたことは確実であり、情報公開や公文書管理の仕組みが一歩前進したこと等、評価しています。ただ、既述のように、二元代表制においては、首長のトップダウンだけでも都政は変わりません。議会は、行政に対する監視機関であると同時に、多様な意見を包含する合議機関です。対首長の姿勢の違いだけの構造ではなく、議会自ら、改革しつつ、市民(都民)にとって、より良い都政のため、活発に議論していきたいと思います。

日本維新の会:どちらとも言えない

 都政がこれほど注目されるようになったのは、小池知事の大きな功績。都議会の利権構造が暴かれ、既得権が白日の下にさらされた。一方で、豊洲移転の問題、オリンピックの費用負担の問題など「決められない政治」と揶揄される事態に陥ってしまった。  維新は、知事におもねることなく、知事の足を引っぱることなく、いいものはいい、悪いものは悪いと堂々と主張し、是々非々の立場で都議会の論戦をリードしていく。

アンケート回答期限:2017年6月14日/協力:選挙ドットコム、早稲田大学マニフェスト研究所

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