決選投票目前、フランス大統領選の注目ポイントは

最終更新日:2017年5月6日

画像:代表撮影/ロイター/アフロ

決選投票目前、フランス大統領選の注目ポイントは

 フランス大統領選は現地時間5月7日に決選投票を迎えます。投票は現地時間、午前8時(日本時間午後3時)に始まり、午後8時(日本時間8日午前3時)に締め切られます。

2大政党が敗退 「最年少vs.女性初」の決選投票に

 フランスの大統領選挙は二回投票制で行われます。4月の第一回投票では、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン氏と極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン氏がそれぞれ得票率で1位、2位を占め決選投票に進みました。

 これまで政権を争ってきた2大政党の候補者が決選投票に進めない異例の展開で、マクロン氏が選ばれれば「史上最年少」の、ルペン氏が選ばれれば「女性初」のフランス大統領が誕生します。

マクロン氏が有利 巻き返し図るルペン氏

 事前の世論調査ではマクロン氏が有利と見られています。劣勢が伝えられているルペン氏は、主張を軟化させるほか、挽回へ「奇策」を繰り出しています。

仏紙レゼコーが4日発表した世論調査結果では、マクロン氏が61%の支持を得て39%のルペン氏を引き離している。

ルペン氏、偽ニュースも利用=挽回に必死―仏大統領選 - 時事通信(2017年5月5日)

投票率が下がればルペン氏が有利という見方も

 世論調査では、投票に行くと答えた人のうち60%がマクロン氏に投票するとしていますが、投票率が下がればルペン氏が有利になるという見方も。

EUの未来を左右する選択 2候補の主張は

 2人の意見の違いが最もはっきり現れているのが「外交政策」。ルペン氏は「反EU・移民排斥」などを打ち出し、第一回投票ではフランス国内に広がる反グローバル感情などを背景に支持を集めました。一方のマクロン氏はEUとの連携強化などを主張。「左でも右でもない立場」を訴えて票を集めました。

写真:ロイター/アフロ

ル・ペン氏は、離脱をめぐり国民投票を実施すると公約しており、最近ではユーロはもう通貨として終わったと宣言した。討論会でル・ペン氏は、フランス独自の通貨を復活させ、ユーロとフランのどちらを決済通貨として使うか企業や銀行が選択できるようにすると提案。

【仏大統領選】 テレビ討論会、視聴者はマクロン氏に軍配 - BBC News(2017年5月4日)

写真:ロイター/アフロ

マクロン氏はこれを「ばかげている」と一蹴し、「ユーロで支払いをしつつ、別の通貨で従業員の給与を払うなど、大企業にそんなことができると思うのか」と反論した。

【仏大統領選】 テレビ討論会、視聴者はマクロン氏に軍配 - BBC News(2017年5月4日)

各国の立場は

週明けの東京市場に注目

 優勢が伝えられるマクロン氏ですが仮に大統領の座を勝ち取っても、当選後の「試練」を指摘する声もあります。時差の関係などから、東京市場が大統領選の結果を最初に反映するとみられており、GW明けの市場の動きが注目されています。

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