民主・維新が新党結成で合意 広がらない期待、与党への対抗軸となるか

最終更新日:2016年4月1日

画像:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

民主・維新が新党結成で合意 広がらない期待、与党への対抗軸となるか

民主党の岡田代表と維新の党の松野代表は26日に会談し、3月中に両党が合流することで正式に合意しました。岡田氏は会談後の共同会見で「安倍政権に疑問や不安を持っている方の受け皿になる」としています。合流後は衆参両院で150人の規模となりますが、新党名などで調整難航も予想されます。与党の対抗軸となることができるのでしょうか。

岡田氏 日本の政治の流れを変える歴史的な日にしたい。安倍政権に対して疑問や不安を持っている方の受け皿になる。25年の政治生活の集大成として、新党でもう1度参院選を勝ち抜き、政権交代にチャレンジしていきたい。(野党5党の)合意と新党を車の両輪として頑張っていきたい。

民維代表の発言要旨(時事通信)


意識調査では「期待しない」が多数に

「民主と維新の合流、与党への対抗軸として期待する?」と聞いたYahoo!ニュースの意識調査では2月27日現在、約8万3千票が集まっており、「大いに期待している」が17.2%だった一方、「まったく期待していない」は65.3%となっています。

結局のところ、民主党は高齢者にも若者にも嫌われない、無難な政策を掲げるにとどまり、具体的な対案を出せないなら投票に結びつかないだろう。批判も大事ではある。しかし、批判するだけでは野党が何をしようとしているのかは伝わらない。それでは支持のしようがない。政権与党と対峙する政策を発表して、国民に選択肢を示してほしい。

政権与党の座に返り咲きたいのなら与党のやることなすことに対して対案も示さず反対を唱え、首相を精神的に追い詰めるようなことはすべきではない。建設的な意見を言えるようにしてほしい。そして民主党が政権与党だった時代についてきちんと総括すべきだ。どれだけ国民の期待を裏切ったか、そして国民を失望させたか反省してほしい。

期待できない。夏の参議院選挙目当てが見え見えだ。しかも、その選挙では新党の大きな躍進はできない。なぜなら母体が民主党だからだ。国会の予算審議を見ていて感じることは、民主党の姿勢が後ろ向きだからだ。批判ばかりの質問より、民主党としてこうしたいのだという提案が出ない。対案を出してお互いにそれを審議をするのが民社主義のはず。その要は幼稚な民主党に国民は期待できない。参議院選挙の後、一定の期間をおいてまた分裂する。なぜなら維新の党の人物には信念がないからだ。

あまり期待はしていないがせめて自民党を慌てさせる一手を少なからず期待しています。


調整難航が予想される

アフロ

新党設立は、民主党の党組織は存続させ、そこに解党した維新議員を合流させる方法をとります。両党の代表と幹事長でつくる「新党協議会」を設置し、新たな党名や綱領・政策の検討を急ぎますが、調整は難航することが予想されます。


政策については、昨年12月に統一会派結成を決めた際に7分野で基本合意を交わしていますが、憲法改正やTPPで温度差は否めません。


野党結集の行方は

民主と維新の合流後は衆参両院で150人規模となります。「1強」の自民党に対抗するため、他の野党に対しても幅広く結集を呼びかける考えです。しかし、政策の違いや分裂のしこりから、野党結集は難航が予想されます。


与党は冷ややかな見方

ロイター/アフロ

「政党には理念と政策が必要」(安倍首相)、「選挙目当ての野合」(自民党の谷垣幹事長)など、自民、公明両党では冷ややかな見方が広がっています。


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